「ライン」の高さでサッカーの良し悪しを判断してはいないか。
ピッチ外から見るサッカーの落とし穴
サッカーは判断のスポーツである
つまり、ラインの高さより、高さの振り幅を大きくすることを念頭においていました。
それなのに、ある時間帯の一つの絵を持ってきて「このチームのラインは低い」とか「高い」と言われてしまうと、そこにギャップを感じざるをえないのです。
今年、大学生を教えるようになって思うことがあります。
サッカーとはチームスポーツで、チームとしてみんなで戦うことはとても大切です。チームの中の約束事を守り、その約束事をチームの正解としてサッカーをしていかなくてはまとまりません。
しかし、間違えてはいけません。サッカーとは判断のスポーツです。常に選手の判断によってゲームは成り立っています。チームのガイドラインに従っていれば全て終わりではなく、そこから先は自分の判断で道を切り開いていかなくてはならないのです。
大学生にとってはまだピンとこないのかもしれませんが、社会に出ていくこともそのことに似ていると思います。示されたことをやり続けていれば正解だったところから、正解はその時々で自分が決めて、判断していくところへ。
サッカーは子どもを大人にし、大人を紳士にする。
その昔、誰かが言った言葉を思い出しました。【岩政大樹の現役目線】